オナニー依存症と受験
「オナニーが邪魔」と初めて思ったのは高校受験のときでした。
勉強しなきゃいけないのに、勉強したいのに、ちんちんに手が伸びてしまいオナニーが止まらなかったのです。
「昨日はさんざんオナニーしたんだから、今日こそは勉強できるだろう」と思っていたのに、いざ机に向かうと寝るまでずっとオナニーだけをしていました。
しかも、普段のように1時間おきではなく、間髪入れずにひたすらちんちんをこすっていました。さすがに、「これは病的だな」と思いました。このとき、はじめて自分が「オナニー好き」ではなく「オナニー中毒という病気」かもしれないと思いました。
高校に合格するとオナニーの回数も落ち着いたのですが、中間期末試験の前になると、やはりオナニー中毒の症状が再発しました。
机に向かってずっとオナニーをし続けて深夜12時になり、「もう寝る時間だけど、まったく勉強していないのに明日は試験日だぞ」と危機感を覚え、徹夜してでも勉強をしようとしました。その結果、翌朝までずっとオナニーをし続けるという悲惨な状態でした。これが試験期間中の一週間続くのですから、「異常である」という自己認識はありました。オナニーのし過ぎで、もう気持ちよくないのにちんちんをこする手が止まらないのです。ちんちんを触れないように手を縛ってみたのも、この頃です。ちんちんを机にこする付けるだけで何の解決にもならず効果はありませんでした。
こんなことを2年も続け、いよいよ大学受験となると、中間期末試験の前だけでなく毎日がこんな状態になりました。2年の経験から「治すのは不可能」と思っていました。そこで取った対策が、「家で勉強するのはあきらめる」でした。
学校・予備校・ファミレスなどで勉強をして、家ではオナニーをすることにしたのです。
1.家では決まった時間に寝て、決まった時間に起きるようにする。
2.学校など、外でオナニーしたくならないように家ではオナニーをしておく。
この2つの時間が取れるように家に帰る時間を決め、それ以外は学校や予備校、ファミレスに居ることにしました。
この方法は正解でした。
鍵は、外でオナニーしたくならないように家でオナニーする時間を確保しておくことです。これで、外では勉強ができました。オナニーをしなければもっと勉強時間を確保できたのでしょうが、オナニー中毒なのでそれは無理でした。
それに、無駄にオナニーをしなくなったので、気持ちいいオナニーができるようになって、オナニーの満足度が上がりました。「なんでオナニーが止まらないんだろう」と悩みながらオナニーをするより、「今日はもう学校で勉強してきたら、あとはオナニーして寝よ」とオナニーする方が気持ちいいです。